2009年12月25日

初レコーディング

はやくも2009年の総括になってしまった。今年もあまり更新できず・・・。11月に入り、家内はおなかが大きくなったのだが、四国・東京で宮武さんと弦楽アンサンブルとの演奏会。安定期とはいえちょっと心配になるのだが、以前にもまして容赦のない激弾きである。「奏でる」CDの「アンサンブル・ジョーコ」レコーディングもふうふう言いながら仕切っていたが、なんとピンチヒッターで、僕がドラを引き受けることになってしまった。

僕はドラが好きで10数年来趣味で弾いているが、ステージで本番に乗ったことが2回しかない。ドラに関してはバッカスだけでも、この僕なんか問題にならんすごい使い手がごろごろしている。いい楽器も持っていないし普通は辞退すべきであるが、スケジュール他もろもろの関係で時間がなかったのだ。 人生初のレコーディングは基本一発録りで、曲数も多く絶対間違えられない。ものすごいプレッシャーと緊張だが、何とか大きなミスも無く録りおえた。

後から録音を聞いておもったのは、レコーディングというものは、あとで録音物になってみると、自分がやったつもりの演奏効果が何分の一にしかなっていないことだ。音量とか、感情とか、歌とか。 録音とは、残酷なほどに「事実」しか拾ってくれない。他のメンバーは一流なので演奏そのものは本当に良いが僕のドラだけ物足りない演奏であった。 もう一度チャンスがあったら、この雪辱をして見せるのだが。もう無い気がする・・・。発売中。