2007年10月25日

忙しすぎて・・・癒されたい

なんと2ヶ月ちかいご無沙汰!
会社の引越しもあったし、珍しく本業でかなり大きな仕事を受注したのはいいのだが、その仕事でもう2ヶ月終電がえりの生活なのである。そんな日々の中の音楽的イベントを駆け足でレポート。
まず、もう大分前の話だが9月頭のKMA門下生発表会。おもなお目当ては修了生千葉君の独奏と小川君の指揮だが、オケの合奏が素晴らしい。計算し尽くされたディナミーク・テンポ。こういう精密な合奏もあるんだな。自分には絶対出来ない合奏である。千葉君と小川君も堂々として、身内の贔屓目ではなく一番素晴らしく思える。
そして9月中旬神保町を引き払い、新天地護国寺へ。護国寺はお寺と学校と高級マンションの街である。なんとも静かでのどかなのはいいのだが、刺激が無い・・・。

そして9月後半はもう3年連続になる新田図書館コンサート。今年のテーマは、ちょっとしたきっかけがあって家内と「あいのある音楽を」ときめていた。そう決めると、不思議にうまく演奏しよう、テクを見せよう、高い評価を得よう、なんてぜんぜん思わず、とにかく終始舞台の上であいを放出した。最初の曲こそ緊張したものの、楽器紹介を兼ねて、マンドリンの名曲や、歌謡曲・CMに使われているマンドリンを再現。結構受けて客席の笑顔が増えてくると、こちらもリラックスしていい演奏になってきた。

クラシックから映画音楽、ボサノバまで、今年は終始楽しく演奏できた。お客さんはありがたいことに今年も超満員。
個人的な目玉は、この日のために作ったマンドリンとマンドチェロのための「わらべうた・あそびうた」。デュオコンサートでは初めてチェロを弾くことになる。この曲は楽譜ソフトを使わず、1ヶ月前からマンドリンとチェロで実際に合わせながら、何度も書き直して少しづつ完成させていったという、自分としては珍しい作り方をした曲。
マンドチェロは一般人からは「うわ、大きいマンドリンだ!」という感じで受けもいい。20年ギターを弾いといてなんだが、僕はギターよりチェロのほうが向いているかもしれない。テーマがテーマだけに、聴衆の表情も柔らかく、リラックスして聞いてくれている。曲の最後、pppでチェロが「もういいかい・・・まあだだよ」と弾く前にたっぷり間を取るのだが、その時点で聴衆の何名かはすでにハンカチで目頭を押さえていた!客席の感動が伝わり僕もほとんど涙ぐみながら「もういいかい」を万感をこめて弾く。客席と舞台の心が間違いなく一体となった瞬間であった。

トリはツィゴイネル。千明氏のマンドリンが満を持して炸裂し拍手。客席と歌うコーナーがあって、今年は百万本のバラ、アンコールはもはや定番となった自作のマンドリンとギターのための「八木節」であった。去年も楽しかったのだが、今年は格別であった。いいコンサートをするには、同じ場所で何回かやらなければ・・・と思う。この日のコンサートの模様は写真入りで上毛新聞に載った。

K女の学内コンサート。アンダーソンとマンドニコというシブ過ぎる選曲。何も教えていないのに、聴衆の誘導から楽器紹介から挨拶まで全部自分たちでやっている。随分成長したなあ、と感心。

10月の頭には前橋の萩原朔太郎マンドリンフェスティバル。実は今年、ゴンドラ・マンドリーノのギターパートに欠員が出て、出させていただくことになっていたのであるが、本業が忙しく断念した!悔しい。ゴンドラのステージを見て家内と竹間さんを車に載せて深夜かえる。

色々とお誘いの話をいただくのだが、日々恐ろしい忙しさで、土日も仕事か地方のイベント。関係者の皆さんには不義理を重ねる毎日となってしまっている。

深夜残業で唯一の心の慰めはyoutube。さすがに画面を見ることは出来ないのでイヤホンで好きなミュージシャンやアイドルの曲・アニソンを聴く事が多い。
聞いていて癒しというか、アルファー波が出てくる声質というのがある。いろいろいるのだが最近発見して意外にいいのが河合奈保子。

やっぱりマンドリンクラブつながりだからだろうか?