なんとたはごと始まって以来最長の沈黙。何しろ、ここ3ヶ月身の回りが激変しすぎた。
まず3月、アラフォーにして始めての子供(元気な男の子)が無事生まれたこと。もうこれで生活が180度変わってしまった。もちろん楽しいほうにである。それから4月また本業が大波乱!リストラの人手不足から営業部隊の下士官役をやることになり連日深夜残業と休日出勤。
そんなこんなで今年は余裕の無い練習になってしまっているかもしれない。無理にがんばり、真剣になりすぎると、つい合奏に焦りが出る。音が硬くなる。そうなると何一ついいことが無いのはこの20年で身にしみているのでこんなときこそ、野放図にいきたいもの。
宿題に全く手をつけていない夏休み最終日の気分。だがそれでもあえて無邪気に笑っていないといい音楽は出来ない。人も集まらない。今は落ちこぼれで結構。心していきましょう。
さて、20回記念企画祭り一発目は「バッカスだよ!全員集合!」これは団員による再演アンケートのダントツ1位。1993年当時の題名は、序曲「宿題やれよ」。当時は「ドリフのシングルコレクション」というCDを聴きまくっていたのでドリフのシングルメドレーの性格が強かった。今回はどちらかというと「全員集合」の音楽を中心に再編成。冒頭のフルートや絃のコラール、おなじみ「TABOO」、爽快な「バイのバイのバイ」やお約束の「いい湯だな」を残しつつ、新たに北海盆歌や東村山音頭、盆周り、早口言葉、ひげダンスなどを挿入し、文字通りあの頃の土曜の夜を追体験できるようなアレンジになっている。純粋に楽しめるドタバタなメドレー。
企画第二発目、お客さんの再演アンケート1位は、2005年の「大河ドラマオープニング特集」である。これは当時奏者も客席もかなり燃えたのを記憶している。今回は他にやりたい曲をぐっとこらえて、幕末維新編にしぼった。幕末維新といえば、花神、竜馬が行く(昔の)、翔ぶがごとく、獅子の時代など垂涎モノの名曲があるが、お客さんのことを考え、比較的新しいものに。龍馬伝で始まり篤姫で涙ぐみ新撰組で〆る。いやあ、どれも震えがくるほどの名曲である。企画の全ての編曲は、今年からわが団の新アレンジャーである茶位甲介氏。
さて、駆け足で企画を紹介したが、次は新世界と練習風景、あ、合宿報告になってしまうか?公私共にもう少し落ち着けばまたアップをしていく予定である。
僕だけではない。時節柄みんなも忙しいだろう。忙しいけど一緒になって腐っていてはつまらない。バッカスは祭りだ!楽器を握っている間は全てを忘れてはじけよう。