初練習はいつものメンバーに混じり、久しぶりの団友、新人さんや現役の学生さんも参加(バッカスは学生参加費無料、新人は割引、こんな団体はほかに無いぜ・・・!)して、非常ににぎやかに始まった。
1部の合奏は小川君のパストラル。若き日の思い出がこみ上げる。舞2も、つい最近ほかでやったばかりだが、やっぱり名曲。もちろん小川君だから正統メソドでやるつもりであろう。マンド界の2大名曲をいきなり1部で立て続けって・・・。「富士そば」でカツどんと天丼を同時に頼むようなものだ。なんと言う贅沢!
後半は僕の新世界。編曲はわが団が誇る大村君・小川君のコンビ。 コレがむちゃくちゃいい!すごい完成度である。 ドヴォルザークの命というべき金管セクション(それがゆえにマンオケでドヴォルザークをやるのはナンセンスといわれてしまうのだが)の代替パートがぜんぜん不自然じゃない。 原曲の豪快さを失っていない(奏者の力でもあるだろう)もう完全に脱帽である。今後は僕の編曲はコミックメドレー限定にさせてもらおう。
マンド界で新世界を全楽章やったのは、僕が知る限り慶応さんと福岡シンフォニックさんぐらいであろう。こんな機会はめったにないとおもうので、興味のある方は、団体、宗派、老若男女、ブランク年月等関係なくぜひ合流! とりあえず最初なのでテンポは落としたが、今までの苦行に比べれば難易度はさほどでもなく、しかもかっこよすぎでしびれっぱなしであった。初日からベースが充実し、クラがいるのも大きい。
練習後は砂町銀座を通って決起大会へ。この砂町銀座、すごく旨そうな総菜屋さんや、安い古着屋がたくさん有り、いつもとおれないほどごった返しているナイスな商店街であるが、3月にみんなでここで思い切りおつまみを買い物して、持込で新歓コンパをやるそうな。すごく楽しそうなので今から歌本の手配である。
そして、初日の決起大会。常連・新人・復帰組で集会は大いに盛り上がり、僕のめがねは水蒸気で曇りっぱなしであった。
次回練習はは1/30!
バッカスマンドリーノの指揮者たちが日々の雑感などを徒然なるままに書き綴ります。マンドオケを中心とする音楽への飽くなき探求から、マニアックな趣味、果ては社会問題・現代世相まで何でもアリです。
2010年1月22日
2010年1月6日
汁がドヴォドヴォ!
初練習にむけて、新世界スコアリーディング中。いやあ、あらためてドヴォルザークって音楽史上まれにみるロマンチストである。平たく言うと猛烈にクサい。納豆やクサヤどころじゃない。シュールストレイミング並みである。
くさいというのが不適切なら、濃い。熱い。コテコテである。いまどき死語となった努力・友情・人類みな兄弟・一日一善という文字が脳裏を掠める。もっとわかりやすくいうなら都会の洗練などとは無縁のオス臭い六尺兄貴の世界である。本人の写真を見ても、猛烈なひげを生やした竹中直人みたいである。
自身が鉄道マニアであったせいかリズムに現代の8ビートに通ずるドライブ感があるし、この東欧人特有のメロディのセンスはツボである。それでいて、技巧的にチャイコフスキーほど理不尽に難しくないところが奏者には涙が出るほどありがたい。
かつて、わが音楽の師が「ドヴォルザークって良く聞くと全然関係ないメロディを強引につなげてるだけで変なんだよなあ・・・でもそこがまたいいんだ」といったっけ。ブラームスの崇高な憂鬱、チャイコの病的なデカダンの美、どれも好きだが、ドヴォルザークの理屈抜きの生命力・天然ものの泥臭いタレント性は一番自分にしっくり来るのである。
つまり僕が地で振れる曲であるといえる。今年もいい汁がドヴォドヴォ出そうだ。
初練習に期待!!
くさいというのが不適切なら、濃い。熱い。コテコテである。いまどき死語となった努力・友情・人類みな兄弟・一日一善という文字が脳裏を掠める。もっとわかりやすくいうなら都会の洗練などとは無縁のオス臭い六尺兄貴の世界である。本人の写真を見ても、猛烈なひげを生やした竹中直人みたいである。
自身が鉄道マニアであったせいかリズムに現代の8ビートに通ずるドライブ感があるし、この東欧人特有のメロディのセンスはツボである。それでいて、技巧的にチャイコフスキーほど理不尽に難しくないところが奏者には涙が出るほどありがたい。
かつて、わが音楽の師が「ドヴォルザークって良く聞くと全然関係ないメロディを強引につなげてるだけで変なんだよなあ・・・でもそこがまたいいんだ」といったっけ。ブラームスの崇高な憂鬱、チャイコの病的なデカダンの美、どれも好きだが、ドヴォルザークの理屈抜きの生命力・天然ものの泥臭いタレント性は一番自分にしっくり来るのである。
つまり僕が地で振れる曲であるといえる。今年もいい汁がドヴォドヴォ出そうだ。
初練習に期待!!
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