7/7、ハミング。
雨模様のせいか、この日は11時の時点でメンバーのそろいが悪い。しかしよく見れば男女比は男1:女子10くらい?これはおいしい。楽しく談笑し若いエストロゲンを独り占めで吸収しながら和気藹々とセッティング・搬入。いきなりラッキーなスタートだ。
午前中、人数は少ないが、杜をじっくりと練習できた。うねりがすごい。
母校・鴻巣東小学校の校庭の大けやきが一瞬見えた。もう少しで泣くかも。
午後はパーカッションさんも入り1楽章。
さすがだなあ。最初から最後までとおってしまう。オケも完成しているからだが、パーカッションがはずさないので、何の問題も無い。
通した後に、ちょっとしたテンポの設定や音量の設定を直しただけで終了。
さて、ジャニーズだ。仮面舞踏会。要らない豆知識だが、ちあき哲也の当初の歌詞はもっと過激だったんだって。最後はバースデイ・スーツ(つまり裸)でベッドでタンゴを踊り狂うんだそうで、ずばり○○○○です。
少年隊のイメージにはアダルトすぎるとのことで、カットされたらしいんだが、「いっそエクスタシー」のとこでひざ立ちで腰振ってる時点で当時は十分失神モノだった。
この日はなんといっても「WAになって踊ろう」。最後のクラップ部分、パーカッションのボブさんがノリノリでボンゴをアドリブ演奏。これがもうむっちゃ変形のリズムを複雑にたたいているんだけどそれが全部つぼに入っているという神業演奏。
ボブさん完全に目がトランスしています。いやあ、楽しさがとまらない!!今年一番楽しいかもしれない。もうボンゴの音がイッちゃっているのがわかるのでみんな合奏中に笑っている。ライブなみに陽気に盛り上がって最高のfine。
これは、去年のマリオネットさんもそうだし、一流のミュージシャンから学ぶところが大きいのだけれども、一人がトランスすると、周りに伝染するものなのである。で聴衆もそこに引き込まれていく。こうなると、技術とかジャンルを超えて不世出の演奏になる。
ところが誰もトランスしないと、ついに最後まで曲に命が宿らず乗れない事がある。場合によっては、ひとつのコンサート丸々誰もトランス者を出さず終わってしまうこともある。これはこの世界では良くあるし、バッカスもそういう演奏をした(する)ことがある。
トランスするには、普通に弾けていれば十分。あとはリズムに乗りながら、曲想にシンクロして、恥ずかしい、とか目立ったらどうしようとか、僕(私)でいいのかな?とかそういう自意識を捨てて・・・なんていうのかな・・・自分を捨てて集団(オケ)を生かす、というようなそんな心意気が必要なのであろう。
これからの合奏は、そんな勇者を求む。
そして、そういう勇者の意気に感じて、全員が、よし自分も。と集団トランスしたとき、聴衆を巻き込んだ伝説が起こる・・・。