2008年10月21日

シーズン・オフ~充電しないと、しぼむぞ(古)

またしても久しぶりの生存確認書き込みである。 バッカス18が終わってからの動きを少々。
本番の翌週には試写会。今度は鑑賞者としてバッカス18を追体験する。舞台の上で感 じた事と大きなギャップは無く、多少雑なところもあったが、十分に楽しめた。 やはり、ムーンウオークの部分はしょうもなかった。しかしまあ、ばかばかしすぎて 笑ってしまったのでよしとしたい。
演奏は、やはりみんなすごい・・・。心からバッカスの仲間一人ひとりに拍手を送り たい。賛助さんにも助けられている。

演奏会後の1ヶ月はあっという間に過ぎ去り、シーズンオフがやってきた。9月末、僕 は家内と今年も新田町でのコンサート。今回は企画ネタを満載して、3分の一くらい もトークのコンサート。固定のお客さんも増え、熱気に満ちた会場は今年も満員、絶 え間ない笑いと暖かい拍手をいただいた。
それから念願だった和光市青少年ホームでのコンサート。館長さんはじめスタッフの 皆さんの心づくしで、楽しいコンサートとなった。清水かつらの曲も数曲。朝霞のマ ンドリン愛好者の皆さんもいらして(意外に多いのである)思わぬ交流をした。

図書館が近くなったので、本を乱読。シーズンオフなので、いろん なことを充電する。 少し前の本だがタカ○クの「チェッ○ーズ」。タカ○クの奥さんが僕の同級生なの だ。小・中学校で何度か同じクラスになった。ほとんど話したことは無かったが。チ ○ッカーズって大変なことになっていたんだな・・・。タ○モクとフ○ヤの関係に人 の世の業の縮図を見る。
爆笑問題の本を片っ端から読む。ほぼ同年代のせいか、ギャグが全てつぼにはまって しまう。 中高年のお客さんと上手くコミュニケーションするために綾小路きみまろ、毒蝮三太 夫の著書も押さえる。 兵頭二十八の本を片っ端から読む。開高健を読破する。どういうわけかホームレス関 係や旅関係の本を読む。国際関係や労務関係、金融関係の本も読む。TSUTAYA でドリフのDVDを借りまくる。自分が何をしたいのかわからない状況である。

朝霞市での生活にもだいぶ慣れてきた。 駅から近くなってかえって歩くようになったので、痩せてきた気もする。本当に便利 な町であるが、残念なことに和光市のような豊かな緑は無い。 しかし、自転車に5分も乗ると、黒目川とその河川敷の自然があり、なかなか癒され る。この黒目川、最近水質がきれいになったらしく、けして深くないのだが、底まで はっきり見える。 この川のほとりにたたずんで見つめていると、驚くほどの種類の魚がいる。
ある夏の 日の夕方、川面を眺めているだけで、鯉、草魚、ニゴイ、オイカワ、ボラ、ナマズ、 セイゴ、ヌマチチブ、マハゼ、ミシシッピアカミミガメ、スッポン、ウナギ(川下に 向かって60センチくらいのがひらひら泳いでいった。本当にいるのだ!)。判別で きなかったがアユも上るそうで、都市部の川とは思えない。水が綺麗であるとはこん なにも生き物にとって暮らし易いという事か。実家・鴻巣の元荒川より 魚種は豊富。ちなみに僕はうなぎの蒲焼が好物なのだが・・・あまりに人通りが多く 公然と捕ったり釣ったりできる雰囲気ではない・・・。

10月は大阪国際マンドリンフェスティバルIN東京。去年の大阪国際上位のAnne やSabine、やっぱりすごい。思い切りの良さ、はつらつとした音楽性から言う とAnneが好みだが、Sabineの上品で洗練された演奏も香気に満ちてすばら しい。
日本人もすごいことになっている。特に、丸本さん、堀君の極上の二重奏に聞 きほれてしまうし、石橋さんの曲のセンスと・演奏の超絶技巧ぶりにはもう言葉がで ない。完璧である。 千明氏は歌心・技術・気迫の均衡がとれた、余裕たっぷりの明るく澄んだ音色が異彩を放っている。 横田さんがステージに立つだけで、存在感が炎たつよう。技巧と迫力と精気。桑原康 雄の曲でこの人の右に出るものは外国人も含めもちろんいない。 Natalliaはやはり桁違いのパワーとスピードとテクニック。それでいて細か いところまでよく歌う。

しかしこの日一番のMVPはやはり井上さんであろう。運営はもちろんのこと、司 会、二重奏、指揮、独奏まで、彼以外なしえない超人的な活躍ぶりであった。 このひとの志と力が無ければこういう「世界の今」も見れなかったわけで、「不逞」 ・不屈の魂に心から賞賛と感謝を送りたい。

他にもいろいろと面白いことが起こったり、これから起こりそうだったり・・・こう してみると朝霞に来てからいろいろ良いこと(・・か?・・)があって、やはり引っ 越してよかったのかもしれない。