合宿後の最後の練習、土日連続であった。ハードである。
私事だが、本業のほうで体力・精神的にダウン状態だったので、正直練習に行くのはしんどかった。
だが、土曜日見た顔が日曜日もそこにある。静かだが熱い気迫。たのもしき戦友たちよ!
ゲネは厳粛に、だが熱く始まった。1991は間に合った!パーカスがはいってボルテージは最高潮に。みんな動く動く!演奏中やっと目が合ってきた。もちろん1部も2部もアルルも、この日ついにある高みに達した・・・。
魂の暴風雨のようなファランドールの最後のコードの後、自然にわきあがる歓声と拍手。本番よ、いつでも来い!
というわけでいちおう念押しになりますが。
今回も入場無料・チケット無しで何人でも入場できますので、急に思い立って手ぶらでも、大歓迎です。まず座れるとは思いますが、前の席でご覧になりたい方は、ちょっと早めにきていただいたほうが無難かもしれません。
特に整理券などはありませんのでご了承ください・・・。
では会場で!!
バッカスマンドリーノの指揮者たちが日々の雑感などを徒然なるままに書き綴ります。マンドオケを中心とする音楽への飽くなき探求から、マニアックな趣味、果ては社会問題・現代世相まで何でもアリです。
2011年8月25日
2011年8月17日
夢は内房線に乗って(夏合宿報告2011)
夏休みである!春合宿と同じパターンで最初は鴻巣の実家に。すごい暑さ。
一泊して子供と家内を群馬に送り出した後、恒例の鴻巣徘徊であるが、暑すぎて外に出れず。喫茶店にこもる。なんともしまらない夏休みである。
そしていよいよ合宿第一日目。出発間際にいろいろあって、岩井に到着したのは15時である。小川君の到着が仕事で遅れるので今日は2部中心。これは8/6に吉田さんからいただいたアドバイスを中心におさらい。うーん、2部本当にいい!!他人事のようだがこのステージは本当に楽しみ。
アルルもやる。1日目ゆえ人数はまだそんなに多くないが、かなりの気迫。オケのメンバーが頼もしい。あと1991も。これは音をとって1ヶ月なので、まだまだ弾けていないところがある。この合宿でつめるしかないか・・。
1日目の夜から飲むが、最近の傾向として1日目のほうが飲んで盛り上がってしまう。いい日本酒を立て続けにあおりながら、さまざまな珍談に花を咲かせる。いい気分になって半裸でクーラーの効いた部屋に寝たのが悪かった・・・。翌朝、二日酔いではなく、悪寒がして頭がいたいのである。動悸も激しい。体調は最悪。なにしろお替り2.3杯する僕が、食事を残してしまうのだから。
結局この日は16時まで寝込んでしまった。その間は小川君が1部の練習。1日目来れなかったのと、今回は全体に彼の練習時間が少なめなので、ここぞとばかり半日以上1部を相当やったらしい。ので、これはこれでよかったのだろう。。。
夕方から僕は復活!さあ、合宿中最高のテンションで挑む全曲通し、僕の担当ではないが1部も少しレビュー。
1部
プレリュード4
やっぱり吉水さんのプレリュードシリーズ。このメロディが無きゃバッカスじゃない。技術的には交響的よりは少し弾きやすいかな・・・?プレリュードシリーズでは技術的、構造の精巧さからいって最高峰でしょう。
トッカータ古代舞曲
この曲はシブイ。大阪のマンドリンフェスで聞いて以来、狙っていた曲である。坂野先生の曲はマンドリンオリジナルでありながら現代音楽とJAZZYな感覚が自然に同居していて、もっと演奏されるべき曲。次はばら戦争あたり狙いたい。
幻想曲
作曲者直伝の幻1。今回演奏して本当に良い曲と改めて驚いた。後半のdurになってからの高揚感など、ほかでは味わえないもの。やっぱりマンドリン界の至宝的名曲だわ。
2部
個々の曲に関しては8/6のレビューで書いたし、あまりに書きすぎると、ねたがばれてしまうので書かないが・・・。この日YASUKOさんが遠路駆けつけてくれて、曲を聴いていただいたのだが、黒潮の冒頭のGUITARがいいミュートの音を出してくれたので、「男の子(少年)の海への憧れで始まる」と表現してくれたのだが、子供と長く離れていたことや、感動で高揚していたこともあり、聞いたとたんさまざまな思いに駆られ涙があふれて声がでない。あまりに感動したので支離滅裂になり、みんなに「あのね。今、イントロの男の子がギターに聞こえて・・」震える声でしゃべったら爆笑された・・・。この切なさ伝わらないのね。
3部
お父さんお母さん。皆様の品行方正な自慢の息子と娘たちは、今ラテンの血を沸かせた荒ぶるオスとメスになりました・・・。もう僕の手に負えません。
ってのは言いすぎだが、かなりのハイテンション。プレリュードやファランドールは極限の気迫。メヌエットなどもアンサンブルが整ってきた。もうへたにいじりまわさないで、奔馬の勢いに任せたほうが良い。ファランドールはバッカス史上でも屈指の狂乱の宴になるでありましょう・・・。
1991
まだディテールにこだわるところまで行っていない・・・。顔も上がらない。ちょっと時間切れ感があるなあ。間に合わせようよ!後半は相当な躁状態でないと弾けない曲なんだがまだ遠慮がある。本番までに何とかしましょう!!
打ち上げでは体調を考え、ノンアルコール。少しつまらなかったが、また馬鹿話をして、とくにコンミス・エリちゃんから即席でフランス語を習い、ボンジュール・マドモアゼル。ケツクセ?コマンタレブ?ジュテーム。シモフサクンシアワセソウナノニ(セシールのCMのせりふ)などとささやきまくった。 新人さんへの質問タイム。去年に引き続き、もはや使っているシャンプーに「ヴィダルサスーン」は鉄板の回答なのか・・・。
3日目は前日の直しを少しやる。アルルの練習はすべてフランス語でやることを宣言していたのだが「”ラ・ファン・ダフル”ヲ・・・ハジメルザンス」と結局おそ松君のイヤミみたいになってしまった。みなさんより早めに退場。この日の夕方群馬太田市に直行して子供たちとねぷた祭りを見るのだ。しかし、これからというときに大粒の豪雨で逃げ帰った。
前半は日差しにやられ、合宿ではクーラーにやられ、後半は雨にやられたか。さんざんではあったが、大変な時期に幸運と仲間と周りの協力に恵まれ夏休みとこのような合宿をさせてもらった。
ありがとうございます、そしてあともう少し。この時間をひたすらに楽しもう。
一泊して子供と家内を群馬に送り出した後、恒例の鴻巣徘徊であるが、暑すぎて外に出れず。喫茶店にこもる。なんともしまらない夏休みである。
そしていよいよ合宿第一日目。出発間際にいろいろあって、岩井に到着したのは15時である。小川君の到着が仕事で遅れるので今日は2部中心。これは8/6に吉田さんからいただいたアドバイスを中心におさらい。うーん、2部本当にいい!!他人事のようだがこのステージは本当に楽しみ。
アルルもやる。1日目ゆえ人数はまだそんなに多くないが、かなりの気迫。オケのメンバーが頼もしい。あと1991も。これは音をとって1ヶ月なので、まだまだ弾けていないところがある。この合宿でつめるしかないか・・。
1日目の夜から飲むが、最近の傾向として1日目のほうが飲んで盛り上がってしまう。いい日本酒を立て続けにあおりながら、さまざまな珍談に花を咲かせる。いい気分になって半裸でクーラーの効いた部屋に寝たのが悪かった・・・。翌朝、二日酔いではなく、悪寒がして頭がいたいのである。動悸も激しい。体調は最悪。なにしろお替り2.3杯する僕が、食事を残してしまうのだから。
結局この日は16時まで寝込んでしまった。その間は小川君が1部の練習。1日目来れなかったのと、今回は全体に彼の練習時間が少なめなので、ここぞとばかり半日以上1部を相当やったらしい。ので、これはこれでよかったのだろう。。。
夕方から僕は復活!さあ、合宿中最高のテンションで挑む全曲通し、僕の担当ではないが1部も少しレビュー。
1部
プレリュード4
やっぱり吉水さんのプレリュードシリーズ。このメロディが無きゃバッカスじゃない。技術的には交響的よりは少し弾きやすいかな・・・?プレリュードシリーズでは技術的、構造の精巧さからいって最高峰でしょう。
トッカータ古代舞曲
この曲はシブイ。大阪のマンドリンフェスで聞いて以来、狙っていた曲である。坂野先生の曲はマンドリンオリジナルでありながら現代音楽とJAZZYな感覚が自然に同居していて、もっと演奏されるべき曲。次はばら戦争あたり狙いたい。
幻想曲
作曲者直伝の幻1。今回演奏して本当に良い曲と改めて驚いた。後半のdurになってからの高揚感など、ほかでは味わえないもの。やっぱりマンドリン界の至宝的名曲だわ。
2部
個々の曲に関しては8/6のレビューで書いたし、あまりに書きすぎると、ねたがばれてしまうので書かないが・・・。この日YASUKOさんが遠路駆けつけてくれて、曲を聴いていただいたのだが、黒潮の冒頭のGUITARがいいミュートの音を出してくれたので、「男の子(少年)の海への憧れで始まる」と表現してくれたのだが、子供と長く離れていたことや、感動で高揚していたこともあり、聞いたとたんさまざまな思いに駆られ涙があふれて声がでない。あまりに感動したので支離滅裂になり、みんなに「あのね。今、イントロの男の子がギターに聞こえて・・」震える声でしゃべったら爆笑された・・・。この切なさ伝わらないのね。
3部
お父さんお母さん。皆様の品行方正な自慢の息子と娘たちは、今ラテンの血を沸かせた荒ぶるオスとメスになりました・・・。もう僕の手に負えません。
ってのは言いすぎだが、かなりのハイテンション。プレリュードやファランドールは極限の気迫。メヌエットなどもアンサンブルが整ってきた。もうへたにいじりまわさないで、奔馬の勢いに任せたほうが良い。ファランドールはバッカス史上でも屈指の狂乱の宴になるでありましょう・・・。
1991
まだディテールにこだわるところまで行っていない・・・。顔も上がらない。ちょっと時間切れ感があるなあ。間に合わせようよ!後半は相当な躁状態でないと弾けない曲なんだがまだ遠慮がある。本番までに何とかしましょう!!
打ち上げでは体調を考え、ノンアルコール。少しつまらなかったが、また馬鹿話をして、とくにコンミス・エリちゃんから即席でフランス語を習い、ボンジュール・マドモアゼル。ケツクセ?コマンタレブ?ジュテーム。シモフサクンシアワセソウナノニ(セシールのCMのせりふ)などとささやきまくった。 新人さんへの質問タイム。去年に引き続き、もはや使っているシャンプーに「ヴィダルサスーン」は鉄板の回答なのか・・・。
3日目は前日の直しを少しやる。アルルの練習はすべてフランス語でやることを宣言していたのだが「”ラ・ファン・ダフル”ヲ・・・ハジメルザンス」と結局おそ松君のイヤミみたいになってしまった。みなさんより早めに退場。この日の夕方群馬太田市に直行して子供たちとねぷた祭りを見るのだ。しかし、これからというときに大粒の豪雨で逃げ帰った。
前半は日差しにやられ、合宿ではクーラーにやられ、後半は雨にやられたか。さんざんではあったが、大変な時期に幸運と仲間と周りの協力に恵まれ夏休みとこのような合宿をさせてもらった。
ありがとうございます、そしてあともう少し。この時間をひたすらに楽しもう。
2011年8月16日
荻窪有情
「中高生のあいだで”ノモンハン”関連書籍がブレイク」とネットで読んで、いまどきの中高生スゲー・・・と思ったら「モンハン関連書籍」でした・・・。
さて、ご無沙汰しまくりであるが、もう今はそのことにすら触れず8/6杉並のマリオネットさん指導日。この日は前半、古代舞曲の初パーカス練習。坂野先生が今回のために書き下ろしてくださったもの。すごく曲がしまる。この日はマサキ師匠とボブ師匠と一緒に僕がSシンバル&トライアングル担当。いろいろ教わりながらドキドキの通し。楽しかった!
さて、マリオネットのお二人降臨。最初にちょっとお願いして、二重奏を披露していただく。これはすごい!あまりの響きのよさとかっこ良さにみんな陶然としている。当然ながらオケの士気は高まり、われわれのほうも持てる力を全て出しての現時点でのベストの演奏となった。
さて、この日は一曲ごとに、吉田さんに指導いただいたのだが、貴重なアドバイスをたくさん頂き、この日を境に、みなの合奏はさらに輝きを増したようである。以下曲ごとに少しだけ。
この日はあわせのある曲から。
唐街
テムポが粘りすぎているのと音の硬さや呼吸の足りなさの指摘あり。この曲、ソロとあわせると本当に陶酔してしまう。涙腺全開の鉄板曲。
航海王子
本当にオケもよくなった。一番苦労した曲だが今では一番自信のある曲。どや顔弾きである。後悔どころかやってよかった。中間部分はかなりポルトガルギターが前面に出るように変更。難曲だけに技術的な指導が多くはいった。
黒潮
これもテムポのうねりが難しいが、ぶっつけのあわせ練習ながらクライマックスは大感動の演奏となった。僕は背筋に電流が走りトリ肌状態である。全弦楽器にくわえフルート4本クラ2本、ティンパ、バスドラ、S・シンバルが咆哮するのだから、まさにラストにふさわしい大団円。
リスボン
ラテンのリズム特有の4拍目から1拍目の前へ前へのステップが大事。管楽器のアレンジをちょっと直した。
花便り
冒頭の音形、レガートであるが一つ一つの音に心をこめる。いつか書いたようにこれは音への執念である。杉並の響きのよさもあるが、トレモロの音も天上の音楽のよう。
マリオネットのお二人とは、過去にすでにイベントで3回共演させていただいているので、緊張感は持ちつつ余計な硬さやぎこちない感じは無くてすんだ。こういってはおこがましいがなにか自然な一体感を最初から感じてしまったのは傲慢な錯誤だろうか?有意義かつ感動的な練習のあとはもちろん打ち上げ。
お二人と鹿糠さん、YASUKOさんたち華やかな面々もそろい、荻窪の夜はにぎやかにふけていくのであった・・・。
いやあ、2部・・・本当にすごいです。お客さんと奏者が一体になって、大航海時代のロマンに陶酔できるなんて・・・今まで無かったステージ。マリオネットファンの皆さんのために、本プログラム以外の特上のプレゼントもありますよ・・・(言っちゃった。オフレコね)
これは・・・考えられないくらい本当~にお得でレアのコラボ゙なので、ぜひお見逃しなく!
さて、ご無沙汰しまくりであるが、もう今はそのことにすら触れず8/6杉並のマリオネットさん指導日。この日は前半、古代舞曲の初パーカス練習。坂野先生が今回のために書き下ろしてくださったもの。すごく曲がしまる。この日はマサキ師匠とボブ師匠と一緒に僕がSシンバル&トライアングル担当。いろいろ教わりながらドキドキの通し。楽しかった!
さて、マリオネットのお二人降臨。最初にちょっとお願いして、二重奏を披露していただく。これはすごい!あまりの響きのよさとかっこ良さにみんな陶然としている。当然ながらオケの士気は高まり、われわれのほうも持てる力を全て出しての現時点でのベストの演奏となった。
さて、この日は一曲ごとに、吉田さんに指導いただいたのだが、貴重なアドバイスをたくさん頂き、この日を境に、みなの合奏はさらに輝きを増したようである。以下曲ごとに少しだけ。
この日はあわせのある曲から。
唐街
テムポが粘りすぎているのと音の硬さや呼吸の足りなさの指摘あり。この曲、ソロとあわせると本当に陶酔してしまう。涙腺全開の鉄板曲。
航海王子
本当にオケもよくなった。一番苦労した曲だが今では一番自信のある曲。どや顔弾きである。後悔どころかやってよかった。中間部分はかなりポルトガルギターが前面に出るように変更。難曲だけに技術的な指導が多くはいった。
黒潮
これもテムポのうねりが難しいが、ぶっつけのあわせ練習ながらクライマックスは大感動の演奏となった。僕は背筋に電流が走りトリ肌状態である。全弦楽器にくわえフルート4本クラ2本、ティンパ、バスドラ、S・シンバルが咆哮するのだから、まさにラストにふさわしい大団円。
リスボン
ラテンのリズム特有の4拍目から1拍目の前へ前へのステップが大事。管楽器のアレンジをちょっと直した。
花便り
冒頭の音形、レガートであるが一つ一つの音に心をこめる。いつか書いたようにこれは音への執念である。杉並の響きのよさもあるが、トレモロの音も天上の音楽のよう。
マリオネットのお二人とは、過去にすでにイベントで3回共演させていただいているので、緊張感は持ちつつ余計な硬さやぎこちない感じは無くてすんだ。こういってはおこがましいがなにか自然な一体感を最初から感じてしまったのは傲慢な錯誤だろうか?有意義かつ感動的な練習のあとはもちろん打ち上げ。
お二人と鹿糠さん、YASUKOさんたち華やかな面々もそろい、荻窪の夜はにぎやかにふけていくのであった・・・。
いやあ、2部・・・本当にすごいです。お客さんと奏者が一体になって、大航海時代のロマンに陶酔できるなんて・・・今まで無かったステージ。マリオネットファンの皆さんのために、本プログラム以外の特上のプレゼントもありますよ・・・(言っちゃった。オフレコね)
これは・・・考えられないくらい本当~にお得でレアのコラボ゙なので、ぜひお見逃しなく!
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