2010年7月13日

「夏色☆肩重い」

7月になってしまった!いよいよ本格的な熱い汁のシーズンに入ったわけだ。そんな練習の一日(7/4)を点描。

砂町にさよならして久しぶりの杉並。駅からはまあまあ近いし、とにかくプロっぽくてかっこいい練習場。バッカスMLも事前にフル稼働で結構盛り上がっての当日。
このひろいホールにほぼ一杯の人。かなりの出席率だ。そして見学さんや新入団員さんも増えて、ありがたいことである。

1部の合奏。久しぶりにギターを弾くが、ホールの天井が高くてなんていい音!すごく幸せである。新世界も今日は1楽章の冒頭がすばらしくいい。2楽章も。泣きそうである。ここのリハ室の音は悪魔的な響きである。いいなあ、トレモロが生まれる瞬間の響き。生まれたままの音。なんてピュアなんだろう。

前にも書いたが、バッカス10で木星をやったとき、次の20回はどうしようということになり、じゃあ次の10年後は新世界全楽章やろうかということになったのだが、このときのノリはまさに「100歳まで生きてたら親戚全員おごりでハワイにつれてってやろうか」ぐらいの「有りそうも無いから景気のいい事を言っておけ」的な無責任なノリだったのである。

考えてみれば人生10年単位で考えるということが後2.3回しかないというのは大変なことである。後10年後はどうなるのか?バッカスはあるのか?というか僕はまだ指揮を振っているのか?全く分からないので、無責任なことを言える。

ハルサイ?マラ7?R・シュトラウス?チャイコの5番?涅槃交響曲?エロサロン・ヒメコ?カリンニコフ?はたまた、オリジナルの大作?いや、バッカスの作曲家陣がその頃には押しも押されぬ作曲家になっていて委嘱をお願いする・・・?

この日は少し張り切りすぎたようだ。初めての経験だが、よほど疲れたのか練習から帰る途中こむら返りになってしまった。電車の中で一人ヒクヒクして「あっあっ」ともだえ、怪訝な目で見られてしまった。おまけに翌日、酷使した四十肩がズーンと重たかった。